臨床栄養学｜管理栄養士国家試験問題｜21問〜40問

第33回国家試験問132

55歳、女性。身長160cm、体重56kg、BMI21.8kg/m2。血圧150/95mmHg、推算糸球体濾過量(eGFR)93mL/分/1.73m2、尿たんぱく量0.5g/日である。この患者の栄養管理として、食塩は5g/日とした。1日当たりのエネルギー量とたんぱく質量の組合せである。正しいのはどれか。1つ選べ。

エネルギー量(kcal/日):1,200ーーーたんぱく質量(g/日):60
エネルギー量(kcal/日):1,200ーーーたんぱく質量(g/日):80
エネルギー量(kcal/日):1,600ーーーたんぱく質量(g/日):45
エネルギー量(kcal/日):1,600ーーーたんぱく質量(g/日):60
エネルギー量(kcal/日):2,100ーーーたんぱく質量(g/日):45

第33回国家試験問142

褥瘡に関する記述である。誤っているのはどれか。1つ選べ。

大転子部は、好発部位である。
貧血は、内的因子である。
十分なたんぱく質の摂取量が必要である。
亜鉛の摂取量を制限する。
30度側臥位は、予防となる。

第30回国家試験問117

経腸栄養補給法が禁忌となる患者である。正しいのはどれか。1つ選べ。

第33回国家試験問127

腸疾患に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。

潰瘍性大腸炎では、白血球数の低下がみられる。
クローン病では、チャイルド分類で重症度を評価する。
イレウスでは、経腸栄養法を選択する。
たんぱく漏出性胃腸症では、高たんぱく質食とする。
過敏性腸症候群では、抗TNF-α抗体製剤が用いられる。

第35回国家試験問122

脂質異常症の栄養管理に関する記述である。最も適当なのはどれか。 1 つ選べ。

高 LDL コレステロール血症では、飽和脂肪酸の摂取エネルギー比率を 10％E とする。
高 LDL コレステロール血症では、コレステロールの摂取量を 400 mg/日とする。
低 HDL コレステロール血症では、トランス脂肪酸の摂取を増やす。
高トリグリセリド血症では、n─ 3 系脂肪酸の摂取を控える。
高カイロミクロン血症では、脂肪の摂取エネルギー比率を 15％E とする。

第31回国家試験問127

胃食道逆流症の栄養管理に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。

食後は、すぐに仰臥位をとる。
1回当たりの食事量を多くする。
高脂肪食を選択する。
カフェインの摂取を控える。
かんきつ類を多く摂取する。

第34回国家試験問133

くる病に関する記述である。最も適当なのはどれか。 1 つ選べ。

日光曝露が制限されていると、発症リスクが高い。
完全母乳栄養に比べて、混合栄養では、発症リスクが高い。
血清副甲状腺ホルモン値が低下する。
血清アルカリホスファターゼ(ALP)値が低下する。
低リン食を指導する。

第32回国家試験問117

骨格筋量のアセスメント指標である。正しいのはどれか。1つ選べ。

肩甲骨下部皮下脂肪厚
血中ヒスチジン値
血清CRP(C反応性たんぱく質)値
尿中アルブミン排泄量
クレアチニン身長係数

第35回国家試験問112

クリニカルパスに関する記述である。最も適当なのはどれか。 1 つ選べ。

入院患者は対象としない。
時間軸に従って作成される。
バリアンスとは、標準的な治療の内容をいう。
アウトカムとは、逸脱するケースをいう。
医療コストは増加する。

第35回国家試験問133

がん患者の病態と栄養管理に関する記述である。最も適当なのはどれか。 1 つ選べ。

悪液質では、筋たんぱく質の同化が優位になる。
化学療法施行時には、食欲が増進する。
胃切除術後は、カルシウムの吸収が亢進する。
上行結腸にストマ（人工肛門）を造設した後は、脱水に注意する。
終末期には、経口摂取は禁忌である。

第30回国家試験問124

糖尿病治療薬とその主作用の組合せである。誤っているのはどれか。1つ選べ。

DPP-4阻害薬ーーーインクレチン分解の抑制
SGLT2阻害薬ーーー消化管での糖吸収の抑制
スルホニル尿素(SU)薬ーーーインスリン分泌の促進
チアゾリジン薬ーーーインスリン抵抗性の改善
ビグアナイド薬ーーー肝臓での糖放出の抑制

第31回国家試験問115

糖尿病透析予防指導管理料の算定ができる診療チームを組んだ。チームのメンバーのうち、医師と管理栄養士以外の職種である。正しいのはどれか。1つ選べ。

第33回国家試験問115

臨床栄養の用語とその内容の組合せである。正しいのはどれか。1つ選べ。

ターミナルケアーーー障害者と健常者の共存
クリニカルパスーーー医療の標準化
アドヒアランスーーー痛みを抑える治療
インフォームド・コンセントーーー重症度の判定
ノーマリゼーションーーー情報開示に対する患者の権利

第30回国家試験問134

骨粗鬆症に関する記述である。誤っているのはどれか。1つ選べ。

閉経後は、骨吸収が亢進する。
ビスホスホネート薬は、骨形成を促進する。
グルココルチコイドの長期投与は、リスクを高める。
カフェインは、リスク因子である。
ビタミンKを多く含む食品は、予防に推奨される。

第34回国家試験問116

医薬品とその作用の組み合わせである。最も適切なのはどれか。1つ選べ。

サイアザイド系利尿薬ーーー血清尿酸値低下
β遮断薬ーーー気管支拡張
カルシウム拮抗薬ーーー血管収縮
アンジオテンシン変換酵素阻害薬ーーー尿中ナトリウム排泄促進
アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬ーーー血清カリウム値低下

第33回国家試験問130

合併症のない女性の高血圧症患者の栄養管理に関する記述である。誤っているのはどれか。1つ選べ。

食塩6g/日未満とする。
魚(魚油)の摂取を推奨する。
飽和脂肪酸の摂取を控える。
カリウムの摂取を制限する。
エタノールは、10～20mL/日以下とする。

第31回国家試験問121

80歳、男性。脳梗塞を発症し入院、嚥下障害が認められた。患者は、食べたくないと訴えている。嚥下訓練を行いミキサー食を摂取できるようになった。栄養ケアの記録とその内容の組合せである。正しいのはどれか。1つ選べ。

主観的情報ーーー80歳
客観的情報ーーー食べたくない。
アセスメントーーー嚥下訓練を行った。
計画ーーー脳梗塞の既往
退院時要約ーーーミキサー食を摂取できるようになった。

第31回国家試験問118

栄養補給法に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。

成分栄養剤は、食物繊維を含む。
成分栄養剤の脂質エネルギー比率は、20%Eである。
経腸栄養剤のNPC/N(非たんぱく質カロリー窒素比)は、50未満である。
中心静脈栄養法では、糖質濃度30%の維持液が用いられる。
末梢静脈栄養法では、糖質濃度20%の維持液が用いられる。

第34回国家試験問131

内分泌疾患の栄養管理に関する記述である。最も適切なのはどれか。1つ選べ。

甲状腺機能亢進症では、エネルギーの摂取量を制限する。
甲状腺機能亢進症では、たんぱく質の摂取量を制限する。
橋本病では、ヨウ素の摂取量を制限する。
クッシング症候群では、ナトリウムの摂取量を制限する。
クッシング症候群では、カルシウムの摂取量を制限する。

第34回国家試験問125

C型慢性肝炎患者に対する鉄制限食の主な目的である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。

年度別

令和3年度（第36回）

令和2年度（第35回）

令和元年度（第34回）

平成31年度（第33回）

平成30年度（第32回）

平成29年度（第31回）

平成28年度（第30回）

分野別

社会・環境と健康

人体の構造と機能及び疾病の成り立ち

食べ物と健康

基礎栄養学

応用栄養学

栄養教育論

臨床栄養学

公衆栄養学

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