第34回管理栄養士国家試験 問109

1→事例研究に基づくアプローチで、個別のケースに焦点を当てることができますが、選択されたケースが全体を代表しているとは限らないため、結果の一般化に問題が生じる可能性があります。

2→前後比較研究は、プログラム自体の効果を見る上で有用ですが、他の外部要因による影響を排除することが困難であり、内的妥当性が低い可能性があります。

3→この方法はコホート研究のアプローチに似ており、プログラムに参加した群と参加しなかった群との間で効果を比較することができます。ランダム化はされていませんが、実施可能性と内的妥当性のバランスをとる上で妥当な方法です。ただし、参加者と非参加者の間に初期条件の違いがある可能性を考慮する必要があります。

4→プログラム参加希望者を無作為に参加群と非参加群に割り付け、教育前後の変化量を比較する：ランダム化比較試験（RCT）は内的妥当性が高いが、この状況では実施可能性に問題があり、特にプログラムへの参加を希望している人々を無作為に割り付けることは倫理的な懸念が生じる可能性があります