1→抵抗期では、エネルギー代謝は上昇します。これは、体がストレスに対応するためにエネルギーを必要とするからです。
2→窒素出納とは、体内に取り入れられる窒素の量と排出される窒素の量との差を指します。これが正の場合、取り入れられる窒素の量が排出される窒素の量よりも多いことを意味し、筋肉などの体の組織が増えることを示します。逆に窒素出納が負の場合は、取り入れる窒素の量よりも排出される窒素の量の方が多いことを示し、体の組織が分解されることを意味します。
ストレス応答の抵抗期には、筋タンパク質の分解が増え、その結果として生じたアミノ酸からの窒素が尿として体外に排出される量が増加します。この増加した窒素の排出が、摂取する窒素よりも多くなるため、窒素出納は負に傾きます。
3→抵抗期では、ストレスに対応するために副腎皮質ホルモンの分泌が増加します。これにより、糖新生が促進され、エネルギー供給が確保されます。
4→ストレス時には、ビタミンCの消費が増加します。したがって、その需要は増加すると考えられます。
5→副腎皮質ホルモンの分泌が増加すると、腎臓でのカルシウムの再吸収が抑制されるため、カルシウムの尿中排泄量は増加します。