1→低温環境に曝露されると、体温を保つためにふるえによる産熱が起こります。これは、筋肉が活動して熱を産生し、体温を上昇させようとする反応です。
2→低温環境では、体が寒さに対抗して体温を保つためにエネルギーを使います。したがって、基礎代謝量は増加します。
3→実際には、寒さに反応して体は血管を収縮させ、体温を保持しようとします。この血管の収縮により血圧は上昇します。
4→寒さによって体は熱を失わないように、皮膚の血管を収縮させることで皮膚への血流を減少させます。したがって、皮膚血流量は減少します。
5→アドレナリンは「ファイト・オア・フライト」反応とも関連しており、身体がストレス(この場合は寒さ)に反応して分泌されます。アドレナリンの分泌が増加することで、体はエネルギー利用の向上や、必要な場合は血圧の上昇など、対処メカニズムを活動させます。