70歳、女性。体重48kg、標準体重50kg。自宅療養中の骨粗鬆症患者である。1日当たりの栄養素等摂取量の評価を行った。改善が必要な項目として、最も適当なのはどれか。1つ選べ。
1→標準体重×30kcal=1,500kcalとなるので、著しく不足しているわけではありません。
2→高齢者においては、筋肉量の維持や健康状態の改善のために十分なたんぱく質の摂取が推奨されます。この患者の体重に対して60gのたんぱく質摂取は、適切な範囲内にあると考えられます。
3→ビタミンDを多く含む食品の摂取が推奨とされているので、4μgの摂取は非常に少なすぎます。ビタミンDの摂取量は10~20μgとなるので、最も改善が必要な栄養素となります。
4→ビタミンKも骨の健康に重要ですが、300μgの摂取量は一般的に適切な範囲内にあると考えられます。
5→カルシウムは食品から700~800mgの摂取が推奨とされています。不足していますが、ビタミンDの不足がより深刻な問題となる可能性が高いです。