1→飽和脂肪酸の摂取は、血清コレステロールやTGの値を上昇させるので、積極的な摂取は推奨とされません。
2→トランス脂肪酸も、飽和脂肪酸と同様に、LDL-C値を増加させ、HDL-C値を低下させ、さらに血管内皮機能の障害や、インスリン抵抗性を引き起こします。
3→果糖などの過剰摂取は、血清TG値の増加や、VLDL合成作用増強に関係するので、積極的な摂取は推奨されません。
4→食物繊維は、胆汁酸の吸収を抑制して、LDL受容体活性を増加させて、LDL値を低下させます。
さらに、腸内での糖・脂質の消化酵素の活性を阻害し、食後の吸収を抑制するため、インスリン抵抗性を改善しますので、積極的な食物繊維の摂取が推奨とされます。
5→エタノールは、アルコールの一種です。
アルコールの過剰摂取は、肝臓でのVLDL合成を高め、血清TG値の上昇と、HDL値の低下を招くので、積極的な摂取は推奨とされません。