1→誤り。妊娠期には、血漿フィブリノーゲン値は上昇することが知られている。これは、分娩時の出血を防ぐための体の調整と考えられる。
2→誤り。糸球体濾過量は、妊娠期には増加する。これにより、腎臓の機能が活発になり、体の老廃物の排泄が促進される。
3→誤り。妊娠期には、体たんぱく質の需要が増加し、体たんぱく質の蓄積は増加することが多い。胎児の成長や母体の変化をサポートするために必要である。
4→誤り。実際には、妊娠期にはインスリン感受性は低下し、これが妊娠糖尿病のリスクを高める要因の一つとなる。
5→正解。授乳期には、母乳の生成のためにカルシウムが必要とされるため、尿中でのカルシウムの排泄量は減少する。