1→ある年齢の人の、その後に期待される生存年数を平均余命という。平均寿命とは、0歳の平均余命のことである。
日本の平均寿命は戦後70年間で急速に伸び2021年では女性が87.32歳、男性が81.25歳である。
2→平均余命は、ある年齢に到達した人が、その後平均してどれくらいの年数生きるかを示す指標です。しかし、これは"実測値"ではなく、統計に基づいて計算される予測値です。
3→健康寿命とは寝たきりや、認知症にならず日常に支障をきたさず生活することのできる期間の事である。
さまざまな算定方法があるが、健康日本21では国民生活基礎調査と生命表を基礎情報としてサリバン法を用いて算出している。
4→一般的に平均寿命が短くなると健康寿命も短くなる。
傾向として、平均寿命の延伸とともに不健康な期間が延びているのでその差を縮めることが今後の課題となっている。
5→正解です。悪性新生物(がん)による死亡がなくなると、その分の死亡者が減少するため、平均寿命は延びることになります。平均寿命は死亡率の分布に基づいて計算されるため、主要な死因の一つが減少すれば平均寿命は向上します。