1→血液のpHが上昇すると、体はそれを下げようとします。具体的には、腎からのH+排泄は抑制され、HCO3-(炭酸水素イオン)の再吸収が促進されることで血液のpHを下げようとします。
2→正解です。血液のpHが低下すると、つまり血液が酸性に傾くと、体はpHを正常値に戻そうとして呼吸反応を促進します。具体的には、呼吸が早く深くなることでCO2の排泄が促進され、結果として血液のpHが上昇します。
3→血圧が低下すると、アドレナリンの分泌はむしろ促進されます。アドレナリンは「戦うか逃げるか」の反応を引き起こし、心拍数と血圧を上昇させる効果があります。これにより、低下した血圧を引き上げる効果をもたらします。
4→循環血液量が減少すると、アルドステロンの分泌はむしろ促進されます。アルドステロンは腎でナトリウムの再吸収を促進し、これが水分の再吸収に結びつき、循環血液量を増加させます。
5→血漿浸透圧が上昇すると、バソプレシン(抗利尿ホルモン:ADH)の分泌はむしろ促進されます。バソプレシンは腎管での水分の再吸収を促進し、尿量を減少させることで血漿の浸透圧の上昇を抑制します。