1→ヨウ素欠乏症は開発途上国でよく見られる栄養不足の一例です。ヨウ素は甲状腺ホルモンの生成に必要であり、その不足は甲状腺機能障害や発達障害を引き起こす可能性があります。特に山間部や内陸部ではヨウ素不足が見られやすいです。
2→栄養不足人口は増加傾向であるという記述は誤っています。実際には、多くの開発途上国では栄養不足人口が減少傾向にあります。この減少は、経済成長、食料生産の効率化、栄養プログラムの改善などによるものです。ただし、地域や国によっては栄養不足が依然として深刻な問題であり続けています。
3→アジア・太平洋地域の栄養不足人口は世界的に見ても多い部類に入ります。この地域では人口が多く、経済的に不均一な国が多いため、栄養不足の問題が特に顕著です。
4→5歳未満児の死亡率は、世界的に減少傾向にあります。これは保健サービスの向上、栄養状態の改善、予防接種の普及などによるものです。しかし、開発途上国では依然として高いレベルにあります。
5→非伝染性疾患(NCD)の増加は、開発途上国でも顕著な現象です。都市化、生活様式の変化、食習慣の変化などが原因で、肥満、心血管疾患、糖尿病などのNCDが増加しています。