1→大腿骨近位部骨折は痛みが強く治りも遅いため、寝たきりの原因となる。骨がもろくなっている高齢者だと、段差でつまずくくらいの小さな外力で骨折することがある。
2→非罹患者と比べて1型糖尿病は3~7倍、2型糖尿病は1.3~2.8倍骨折しやすい。糖尿病による骨質の劣化のほか、神経障害による足底感覚や視力低下も転倒による骨折リスクを高める。
3→CKD(慢性腎臓病)ではビタミンDを十分に活性化できず、血中カルシウム濃度を正常に保てなくなる。その結果骨吸収が促進されて骨がもろくなり、骨折リスクを高める。
4→健康増進法に基づく事業として、ほかに歯周疾患検診・肝炎ウイルス検診・がん検診などがある。
5→高血糖の酸化ストレスで骨基質となるコラーゲンが劣化するため、骨折のリスクは上昇する。